みなさんこんにちは。
若手歯科医師や歯科衛生士を対象として定期的に活動しているスタディーグループの歯想会です。
去る9月4日、歯想会第3回総会を浅草橋ヒューリックカンファレンスにて開催いたしました。総会にご参加いただいた多くの皆様、そして開催にあたり支援をしていただいた全ての方々、誠にありがとうございました。
今回は年に一度の総会ということで、会員発表に加え外部の先生をお招きし貴重なご講演をしていただきました。
①大阪大学大学院 顎口腔病因病態制御学講座 口腔病理学教室
廣瀬 勝俊 先生
『病理ってなんだっけ?』という題目で発表していただきました。
廣瀬先生は歯想会発足時からのメンバーで、大学内外で意欲的に働かれている先生です。現在は麻布デンタルアカデミーで非常勤講師としても活躍されていらっしゃいます。
今回の発表では関節リウマチの既往から患者さんの内服している薬を類推し口腔内の鑑別が難しい疾患に対処したというケースを、薬の作用機序と病理学的観点からわか
病理学は一般開業医にとっては少し縁遠く感じることもある分野ですが、
②西東京市山口歯科医院勤務
山口 美子 先生
『一般歯科で取り組む口腔筋機能療法(MFT)〜
山口先生はMFTに力を入れている西東京の歯科医院に勤務されている現役の歯科衛生士で、歯科衛生士中心の勉強会であるハイジの会の代表を務めるなど大変意欲的に活動されていらっしゃいます。
衛生士だからこそ深く携わることができる生活習慣指導の中でMF
歯科医療従事者としてMFTの知識を用いることで、患者さんの成長をサポートできるということを認識できた大変有意義なご講演でした。
③東京都開業、東京医科歯科大学非常勤講師 歯学博士
林 洋介 先生
『Endo, Endo, Endo ー知らなきゃいけないEndoの流儀ー』という題目でご講演いただきました。
林先生は東京医科歯科大学歯髄生物学分野のご出身で、都内で開業医として多くの患者さんの治療に携わりながらペンシルバニア大学 歯内療法学科のインターナショナルプログラムを修了されるなど、常に歯内療法の最先端でご活躍されている先生です。
マイクロスコープやCBCTなどの器材の発展ばかりが注目される中、歯内治療は基本コンセプトおよびエビデンスに基づいたルールを守ることが治療の成功率を上昇させる大前提であるとのお話をいただきました。
事前アンケートでの質問にもお答えいただきつつ、たくさんの素晴らしい症例をご提示いただきながら歯内療法の本質を学べる大変分かりやすく興味深いご講演でした。
総括
以上3名の先生方にご講演いただきました。
参加者の皆様の今後の糧にしていただければと思います。 そして、ご協賛いただきましたペントロン ジャパン株式会社様、相田化学工業株式会社様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
今後とも歯想会をどうぞよろしくお願いいたします。
編集 杉田 大