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第16回歯想会例会@Doctorbook

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みなさんこんにちは。

若手歯科医師や歯科衛生士を対象として定期的に活動しているスタディーグループの歯想会です。

2018年7月22日に神田のDoctorbookセミナールームにて、第16回例会を開催しました。

今回お話いただいた概要をご報告致します。

特別講演 伏木友佳子 先生(ことり歯科クリニック)

「私が臨床で心掛けていること」という題目でお話していただきました。

歯科治療の成功とは、といった話に始まり行動変容を駆使し病態のループに入ってしまうことを阻止することの大切さ。また、我々が普段日常的に行っているアマルガムの除去に関しての危険性の高さとIAOMT(国際口腔毒物学会)プロトコルに基づいた除去方法について解説していただきました。

栄養学の観点から13トリソミー(Patau syndrome)をもって生まれた小児の癲癇、チアノーゼ、腹水をどう対応し、支援したのかについて実際の写真をもとに説明していただきました。

栄養学の話であったりIAOMTの考えに基づいた治療など歯科という領域の新たな一面を知ることができたと思います。

特別講演 井上義郎 先生(福島訪問歯科医院)

「地域包括ケアシステムにおける、これからの歯科の役割」という題目でお話していただきました。

井上先生がどういった経緯で訪問専門の歯科医院を立ち上げたのか。そして地域包括ケアシステムができた中でどのように関与しているのかについて講演していただきました。

リハ連携の成功のためCM(ケアマネージャー)さんからの理解をどれだけ得ることができるのか。ACP(アドバンスケアプランニング)を行うことの大切さについて知ることができました。

また、臨床的には口腔の評価として咀嚼の動きであったり、舌の動き如何で食形態の決定要素になるということを実際に疑似刻み食を用意していただき、体験を通しながら学ぶことができました。

会員発表 上田 智隆 先生(小貫歯科医院)

「歯科臨床におけるプリンシプルとストラテジー」という題目でお話していただきました。

歯科医師として6年間を過ごしその中で今後の歯科医療がどうあるべきなのか。ご自身の経験をもとにお話ししていただきました。患者をマネジメントするのではなく健康に対する患者主導のエスコートを行うという言葉は我々が陥りがちな専門的な目線からだけではなく患者に寄り添った医療を実践しておられる姿を想像することが出来ました。

ご自身の臨床的な面では接着に対する文献等を出していただきbiologic widthを利用した坪田先生が開発されたBTA(Biological Tissue Adaptation)テクニックを用いたクラウンワークについて解説していただきました。

先生が日常的に高度なテクニック用い、常に最新の見識を取り入れていく姿に身が引きしまる思いでした。

安田 邦彦 (株)AT-MARKCONSUL.代表取締役

今回も御協賛いただいたAT-MARKCONSUL安田さんより新製品の歯磨き粉&ポリッシングペーストであるB+のご説明をしていただきました。

ポイックウォーターの歯垢分解力、殺菌性についても再度解説していただきました。

ポイックウォーターは芽胞菌を含む最近、肝炎等のウイルス除去にも効果があることを説明していただきました。

総括

今回は年度が替わり、会長、役員ともに代替わりしてからの初の例会でした。

講演してくださった御二方の先生と発表していただいた先生は本当にありがとうございました。

改めて今後自分たちが仕事としていく歯科について見分を広めることができたのではないかと思います。

先生たちのこれからのご活躍を祈願しております。

最後になりますが、ご協賛いただいた㈱AT-MARKCONSUL様、会場を提供してくださったDoctorbook様この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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