みなさんこんにちは。若手歯科医師や歯科衛生士を対象として定期的に活動しているスタディーグループの歯想会です。
第15回例会に参加していただけた方はありがとうございました。
次回は新会長、新役員になって初めての例会になります。
次回の例会のお知らせです。
第16回例会は7月22日(日)13:00から神田のDoctorbook様のセミナールームをお借りして行っていきます。
参加登録はこちら
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https://goo.gl/forms/47ZxSZD5mPNLh9U43
概要
【日時】
7月22日 13:00~(開場12:30)
【場所】
Doctorbookセミナールーム PMO内神田11F
最寄り駅
小川町駅 淡路町駅 神田駅 大手町駅
カフェ・ベローチェの隣のビルです。
【参加費】
1000円
学生 無料
【内容】
今回は会員の症例発表と外部講師の先生2名をお呼びして講演を行っていく予定です。
①特別講演 伏木友佳子先生 (ことり歯科クリニック 院長)
「私が臨床で心がけていること」
~ご略歴~
平成11年 北海道医療大学 卒業
都内歯科医院複数にて勤務
平成24年 ことりしかクリニック分院長勤務
~研修歴~
くれない塾
佐藤直志 Perio club
SJCDレギュラーコース
JIPI
丸茂研修会
練樹会
②特別講演 井上 義郎 先生(福島訪問歯科医院 院長)
「地域包括ケアシステムにおける、これからの歯科の役割」
~ご略歴~
平成18年 日本歯科大学新潟歯学部 卒業 同年 臨床研修
平成19年 城北病院 城北歯科 勤務
平成22年 仁岳会 西東京歯科医院 勤務
平成24年 立靖会 ひまわり歯科医院 勤務
平成25年 福島訪問歯科医院 開業
平成26年 東京医科歯科大学 高齢者歯科医学講座 研修生
平成26年 あい歯科クリニック 開業補佐
平成30年 井上整形外科医院 事務長就任
~資格~
平成19年 日本口腔ケア学会 認定取得
平成26年 JIPI取得
平成30年 日本静脈経腸栄養学会 NST歯科認定医取得
③上田 智隆 先生(小貫歯科医院)
「歯科臨床におけるプリンシプルとストラテジー」
抄録
伏木友佳子先生
私たち医療従事者が、学校に在籍している時のみならず卒業後の研修から学ぶ知識は膨大なものです。
大小のオペスキル
補綴のスキル
薬剤、材料の知識
それらを駆使して何をしますか?
処置ですか?
治療ですか?
「治癒」の概念のない処置は単なる処置に過ぎない。
「治癒」の概念に向かって行われる処置は「治療」と言っても良い行為なのかも知れません。
少なくとも、日常臨床が処置の積み重ねで終わってはいけないと考えます。
では、先生方は日常臨床の中で、何をもって「治癒」としていますか?
私は、「治癒」とは生体のホメオスタシスが健全に作動するようになる事だと捉えています。
医療従事者の役割とは、患者の手を医療から切らせる事であり、それは取りも直さず未病の状態の方々を発症させず、尚且つ健康に導くことです。
簡単に壊れず、未病の状態であっても自らを健康に導く力を持ったカラダと知識を持つヒトを少しでも増やすこと。
これが医療従事者の役割であると考えています。
オールセラミックで理想咬合を与えてチッピング予防にマウスピースを作り、あろうことか咬筋にボトックス注射をする。
これは「治療」ですか?
私には患者不在の「処置」に見えます。
歯科が人体にアプローチする方法は、タービンや歯ブラシだけではありません。
持ちうる手段を駆使して、私はその患者さんの人生の中で、極力医療の世話にならずに生涯を終えるルートへの切り替えポイントたる存在になりたいと思っています。
理想とする咬合に向かうのではなく、理想とする「治癒」に向けて、歯科医療従事者がその人に何が必要なのか、何が邪魔しているのかを見つけるためには、この会の掲げる「narrative」という視点が必須と考えています。
まだまだ勉強途上ですが、今回は私なりの「narrative~目の前にいる人をどう把握するか」についてお話ししてゆきたいと思います。
井上義郎先生
超高齢社会になり、歯科の在り方も価値観も大きく変わりました。
有病者や障碍者の方がちまたにあふれ、医療の手が届きにくい在宅で何とか生活をしております。
その中で「口からものを食べる」ということが生きる上でいかに重要かを国も医師も国民を体験して気づいております。
私たち歯科は、今の時代のニーズにどのような役割で地域に貢献できるか
「地域包括ケアシステムにおける歯科の役割」
という題で話をさせて頂き、皆様と考えていきたいと思います。
前半
1.医科の訪問リハ医の必要性、歯科の口腔リハ医の必要性
2.急性期から在宅への隙間(挟間の医療)に対する歯科の活用法
3.地域別、連携方法
4.AI、アプリが浸透する前にやるべきこと
後半
1.赤いカンジダ症を見逃すことのリスク
2.虐待を受けている方の口腔内と咀嚼状態
3.長期ステロイド+BP製剤+慢性刺激について
4.声門閉鎖後、長期維持期の歯牙移動の対応
5.咀嚼の動きの見極め方
後半は10年の在宅の経験からくる盲点になりやすい所の特集として話させていただきます。
上田智隆先生
日常歯科臨床におけるprincipleとstrategie。
歯科医師として6年目を迎えた今、まだまだ未熟なところが多いが、様々なことを経験しこの仕事の楽しさとやりがいを感じている。偉大な先人達の築いた歯科臨床の舞台を、この先我々がどのような形で引き継ぎ、また創っていくのか。
時代に流されることのない歯科医師としての志や美学と、時勢を踏まえた歯科医療の提供の仕方について、最上級の患者ロイヤリティの提供のためにできることは何か、実際の症例を交えながらディスカッションしたいと思います。
懇親会
和食バル KO-IKI 神田店
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13208592/
JR 神田駅 南口 徒歩1分
奮ってご参加ください。
詳細はこちらのページで決まり次第更新していきます。
ご確認ください。